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創業融資専門家コラム

2019.03.14
20 創業の動機は他の項目にあった内容に!

的を絞った的確な表現を!

今回は創業計画書の具体的な作成方法を見ていきます。

創業計画書の冒頭は「創業の動機」です。
「よい例とよくない例」を見てみましょう。

まずはよくない例としては
・花を通じて消費者の暮らしを豊かにしたい
・IT物流を駆使し、ロジスティクスに変革をもたらすなど
「なぜ、何を、どのように」という部分の本当のところが担当者に正しく伝わらない書き方です。

それよりも、
・地域の葬儀需要に特化した生花の通販ビジネスを実現する
・人員や配送体制の変化に即応した配車システムを提供するといった
的を絞った記述のほうが担当者の理解が得られるはずです。

すべての項目の書き方に共通するのは、的を絞って的確に表現するということです。
創業計画書で、自分が“共感を生む達人”“次世代の変革者”であるなどということを長々と表現しても、相手は受け入れてくれません。

業のため、その知識や経験を高めようとしてきたか。

無理に最初に書く必要はない!?

一般的にこのようなフォーマットに記入するとき、「冒頭から書いていく人」がいれば、「書けるところから埋めていく人」もいます。

その点からすると、創業の動機は無理に書こうとはせずにあと回しにしてもいいでしょう。「創業計画書の全体を書き進めてから、その計画書の内容・ストーリーにふさわしい動機を記入する」ということです。

創業の動機、創業の目的から書き始めると、うまく表現できない人はいきなり手が止まってしまいます。
採用時の履歴書で、「入社を希望する理由・動機」欄に、「貴社の将来性」とだけ書いてしまうような人が多いようですが、それと同様に、うまく書けなくて、結局はとてもステレオタイプな動機を書いてしまう人が多いようです。

それでは「自分自身の創業の動機」を示すことはできず、担当者にあなたの熱意は伝わりません。

一方、すらすらと書ける人は創業の動機(目的・きっかけ)に関して“思いのたけ”を伝えようとしてしまい、とてもこのスペースには収まらないこともあるようです。
そのため、何とか読める程度の小さな字で埋める人もいます。

しかし、ほかの項目も同様ですが、これは「創業融資を受けるための創業計画書」です。あなたの創業の思いを切々と伝える書面ではありません。実際のところ、これを読む担当者のなかには「創業の動機」欄にはあまり重きを置かず、サラリと読み進める程度なのが常という人もいます。

創業計画書の左半分がストーリーとして成り立っていることが大切

むしろ重要なのは、創業計画書の左半分(以前の創業計画書を参照)が整然としてストーリーとして成り立っているかどうかです。その観点からすると、創業計画書の左半分(創業の動機以外)を埋めた後で、協調したい部分を動機や目的としてまとめたほうがいいでしょう。

例えば、「経営者の略歴等」から「取引先・取引関係等」で「副業として実績を作ってきた」という要素が明確に打ち出せれば、創業の動機が「これまで副業をやってきた実績を活かし、独立して本業のビジネスとして取り組みたい」といった内容になります。そのほうが書く側としてはまとめやすく、読む側としてもすんなり理解できるものです。

なお、実際に「創業の動機」を記入する際には、以下のような項目を自問自答してみることが大切です。

1.創業は単なる思いつきではなく、以前から心に秘め、温めていたことか

2.創業は目的であるとともに、次の目的を達成するための手段でもある。創業によって何を実現したいのかについて明確になっているか。

3.創業するということ、また、どんな事業を実行していきたいかについて、家族や周囲の人にも理解され、「応援するよ!」といった言葉をもらっているか。

4.何があっても、くじけない強い気持ちは持っているか。

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